今日の授業のひと工夫(小中学校)
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- 【3年⑮】分数と小数を統合的にとらえる
3下p.52では、分数\(\left( \dfrac{4}{10}\right) \)と小数(\(0.6\))を比べることを通して、分母が10の分数と小数の関係を学習します。前時までに、分数を数直線に表してきていますが、本時でも数直線を活用していきます。
数直線をよむ際には、「まず1目盛りの表す大きさを確認する」ことをこれまでに繰り返し扱っています。本時でも、まず1目盛りの表す大きさに着目し、
①数直線の上は、1を10等分した1こ分の\(\dfrac{1}{10}\)を表している
②数直線の下は、1を10等分した1こ分の\(0.1\)を表している
ことに気づかせます。これにより、\(\dfrac{1}{10}\)と\(0.1\)が等しい大きさの数であることを確認しましょう。
次に、\(\dfrac{5}{10}=0.5\)を手がかりに、
①\(\dfrac{5}{10}\)は\(\dfrac{1}{10}\)の5こ分
②\(0.5\)は\(0.1\)の5こ分
であることを確認し、分数は小数と同じ構成になっていることを統合的にとらえさせていきます。
なお、この「単位分数の何こ分」で分数をとらえる考え方は、次時からの分数のたし算、ひき算でも活用しますので、しっかりと定着させたいですね。
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