今日の授業のひと工夫(小中学校)

小学校

2025.01.06

【1年⑭】
100の導入場面

今回は、1年第14単元「おおきいかず」の100(百)を導入する場面についてご紹介します。

教科書では、落ち葉の数を数える場面を設定しています。生活科などの他教科と関連させながら、身の回りの数を数える活動に取り組ませましょう。

【1年⑭】100の導入場面01
▲あたらしいさんすう1② p.97

数を数える際には、これまでと同様に10のまとまりを意識させることが重要です。教科書の左上の落ち葉は、画用紙の上下に5枚ずつ落ち葉を配置することで、落ち葉が10枚あることをすぐにわかるようにしています。
これまでの学習を振り返り、大きい数は10のまとまりをつくると数えやすいということをおさえておきたいですね。2枚目以降の画用紙の上にある落ち葉は、画用紙1枚の上に10枚あるかを数えさせ、確認しながら進めていきましょう。

10のまとまりが8つ、つまり80枚の落ち葉を数えたところで、以降は自分で10のまとまりをつくって数を数えていくことになります。教科書に10のまとまりを囲むなどさせながら、10のまとまりが全部で10こあることを確認させましょう。
そして「100(百)」を導入する際は、10のまとまりが多くなると数える手間が増えることから、より大きな数のまとまりが必要であることを実感させ、指導したいですね。

なお、次ページでは100は99の次の数であることを、算数ブロックを用いながら扱います。「10のまとまりが10こ分で100」だけでなく、実際に算数ブロックを、90、91、…、99、100と唱えながら数えることで「100(百)」について理解させていきましょう。

【1年⑭】100の導入場面02
▲あたらしいさんすう1② p.98

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