今日の授業のひと工夫（小中学校）

4年第11単元「変わり方調べ」では、伴って変わる2つの数量の関係について、表を使ってその特徴を調べていきます。

4下p.54～55は本単元の第3時になります。ここでは、前時までの学習を活用して、児童が主体的に問題解決していけるように導きたいですね。

前時までと同様に、次の3つの流れで問題解決していきます。

①2量の関係を表に整理する。

②表から2量の関係の特徴を見出す。

③2量の関係を式に表す。

②の、表から関係の特徴を見出す際には、前時までは表をたてに見たり、横に見たりする見方を補助発問で示していました。本時では、表をたてに見たり、横に見たりして関係の特徴を見出す、という考えを児童から引き出しましょう。

p.54のはるとさんは、表を横に見て2量の関係の変化の特徴を見出しています。一方、あみさんは、表をたてに見て2量の関係の対応の特徴を見出しています。このことを児童に表を用いながら説明させたいですね。

なお、p.55の⑥では、「はってん 5年」として、表を横に見て、倍に着目する見方を扱っています。この見方は、5年「比例」の学習の素地になりますので、実態に応じて授業でふれておいてもよいでしょう。