今日の授業のひと工夫(小中学校)
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- 【3年⑬】小数ってどんな数?
第13単元「小数」で、児童は初めて小数について学習しますが、日常生活では既に小数に触れる経験をしてきていることと思います。まずは、3下p.14の写真を提示して、靴のサイズや身体測定の結果など、児童が目にしたことがある小数を想起させましょう。
さらに、3下p.14では、「13L」と「1.3L」のように、使われている数字が同じ整数と小数を対比させて示しています。このことに気づかせ、小数や小数点の意味についてくわしく知りたいという学習動機につなげましょう。小数についての興味・関心を高めるために、児童の身近な小数を取り上げ、「靴のサイズの21.0cmと21.5cmって、どのくらい違うのかな?」などと問いかけてみてもよいですね。
また、この単元プロローグには、デジタルコンテンツとしてオープニングムービーを設定しています。オープニングムービーは、単元の導入で、子どもたちにとって身近な日常の場面から、解決したい課題を見出し、算数の学習につなげることを目指して開発しました。
本単元のオープニングムービーでは、3台の段ボールカーの記録を比べる場面を扱っています。
オープニングムービーは、答えを示さずに終わっています。オープニングムービーを通じて、「記録の違いを正確に表したい!」という学習動機を持たせることがねらいです。
オープニングムービーを活用した単元導入のバリエーションとしては、次の2つのパターンが考えられます。学級の実態に応じて、ぜひ活用してみていただければと思います。
・単元プロローグ(3下p.14)の代わりに、家庭学習や授業でオープニングムービーを視聴させ、学習の動機づけを行い、3下p.15□1 の学習に入る。
・家庭学習や授業でオープニングムービーを視聴させ、算数の課題を見いだす。さらに、単元プロローグ(3下p.14)を扱うことで、単元導入をよりていねいに行う。
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