今日の授業のひと工夫(小中学校)

小学校

2024.10.15

【3年⑪】
分数とわり算 ~割合の素地づくり

2年「分数」の学習では、分数と倍を関連づけ、割合の素地をつくる学習をしてきました。実際のテープを使って、「一方から見るともう一方は\(2\)倍」、「もう一方から見ると一方は\(\dfrac{1}{2}\)」という見方に触れています。

【3年⑪】分数とわり算 ~割合の素地づくり01
【3年⑪】分数とわり算 ~割合の素地づくり02

▲新しい算数2下 p.86~87

3年ではさらに、等分除の場面と分数を関連づけて、割合の素地をつくります。3上p.124では、テープを等分する問題を通して、「\(80÷4=20\)」と「\(80\)の\(\dfrac{1}{4}\)は\(20\)」を関連づけてとらえます。また、2年の学習と同様に、「\(20\)の\(4\)倍は\(80\)」を確認することで、一方の数から見て関係を表したら、もう一方の数から関係をとらえ直すという見方をおさえます。

3上p.125では、「もとの大きさが違うと、その\(\dfrac{1}{4}\)の大きさも違う」ことを扱い、基準量への意識を高めます。基準量に着目して考えることは、割合でも大切な見方になりますので、下の学年からていねいに扱っていきたいですね。

【3年⑪】分数とわり算 ~割合の素地づくり03
【3年⑪】分数とわり算 ~割合の素地づくり04

▲新しい算数3上 p.124~125

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