今日の授業のひと工夫(小中学校)

小学校

2024.10.15

【3年⑪】
既習を活用して、69÷3の計算の仕方を考える

3上p.123では、\(69÷3\)の計算のしかたを考えていきます。本時では、既習を活用して考えていくことがポイントになります。

【3年⑪】既習を活用して、69÷3の計算の仕方を考える01
▲新しい算数3上 p.123

まず、前時で学習した、\(60÷3\)の計算との違いを確認しましょう。「何十ではなく、何十何になっている。」、「\(60÷3\)なら計算できる。」のような意見が出てくることが想定されます。

次に、「今まで学習したことで使えそうなことはあるかな。」と投げかけ、位ごとに分けて計算する考えを引き出しましょう。位ごとに分ける考えは、教科書のはるとやみさきのように、図や式を使って説明させるとよいでしょう。

位ごとに分ける考えは、前単元「かけ算の筆算(1)」で、\(23×3\)を\(20\)と\(3\)に分けて計算した考えと同じです。かけ算と同じ考えを使っていることに児童が気づいた場合には、学級全体で共有し、既習を活用して考えたことを価値づけましょう。かけ算と同じ考えであるという気づきが児童から出ない場合には、りくさんの吹き出しを取り上げ、かけ算の学習を想起させて、吹き出しの続きを考えさせてもよいでしょう。

既習を活用して問題解決するよさを実感し、新しい課題に出会った際には、既習を基に考え解決していく態度を養いたいですね。

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