今日の授業のひと工夫(小中学校)

小学校

2024.10.15

【2年⑪】
倍の導入について

今回は、2下第11単元「かけ算(1)」の倍の学習についてご紹介します。

【2年⑪】倍の導入について01
▲新しい算数2下 p.11

本単元では、分離量の場面で乗法の意味を学習してきました。2下p.11では初めて連続量を扱い、倍の意味理解や、ある量の何倍かにあたる量を求める際にも乗法が使えることを学習していきます。
ここで連続量の場面を取り上げているのは、分離量に比べ、連続量はひとまとまりの量としてとらえやすいためです。
たとえば、分離量の場面で「3個のお菓子を1とみる」などいくつかのものを1とみることの理解は児童にとって難しいため、まずは連続量を用いて「5cmのテープを1つ分とする」のように意味をとらえさせていきましょう。そしてテープ図と関連させながら、1つ分の長さが1倍、2つ分の長さが2倍、3つ分の長さが3倍……となることを理解させていきます。

なお、第12単元「かけ算(2)」の「ばいと かけ算」(2下p.40)では、基準量が異なる場合の4倍の長さについて考え、基準量が異なると同じ4倍でも比較量が異なることをおさえていきます。
本時の倍の学習を適宜ふり返りながら、倍についての理解を深めていきたいですね。

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