今日の授業のひと工夫(小中学校)

小学校

2024.09.30

【3年⑩】
10や100をもとにして、計算のしかたを考える

「かけ算の筆算(1)」第1時では、 何十、何百のかけ算を学習します。

\(20 \times 3\) の計算のしかたを考える段階では、\(20+20+20\) と同数累加で求める児童もいることが予想されます。この考えを認めつつも、10のまとまりに着目すると、九九を使って答えを求められることに気づかせるようにしましょう。10をもとにした考えを理解させるためには、模擬貨幣や教科書の図を使うことも効果的です。まとめでは、10をもとにすることで、既習の九九に帰着して考えられたことを価値づけましょう。

次の、\(200 \times 3\) の計算のしかたを考える段階では、児童自らが「\(20\times 3\) と同じように、九九を使えるようにするためには、100をもとにすればよさそう」という見通しをもてるようにしたいですね。

今後の小数や分数の計算でも、0.1や単位分数などをもとにして、既習の計算に帰着させるという考えを活用していきます。本単元でもこの考えをていねいに扱いたいですね。

【3年⑩】10や100をもとにして、計算のしかたを考える01
【3年⑩】10や100をもとにして、計算のしかたを考える02

▲新しい算数3上 p.107~108

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