今日の授業のひと工夫(小中学校)
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- 【2年⑩】図形の学習をいかした活動
今回は、第10単元「長方形と 正方形」の学習をいかした、数学的活動でのひと工夫をご紹介します。
2上p.110「いかしてみよう」では、2つの活動を用意しています。
1つ目は、身の回りにある長方形や正方形の形をしたものを探す活動です。
時間配分等に応じて、自分の持ち物や教室内、自分の教室のあるフロアなどに限定しながら活動させるとよいでしょう。図形を見つけたら、図形の角を三角定規や自作した直角を使って確認させるなど、既習を活用しながら図形の確認をさせたいですね。
また、2人1組などのグループで活動させ、見つけたら端末で写真を撮って記録させ、全体で発表できるようにしておきましょう。
2つ目は、長方形や正方形、直角三角形のしきつめ模様作りです。合同な図形のしきつめを通して、それぞれの図形の特徴について理解を深めていきます。
しきつめの活動は初めてなので、最初に以下の2つの約束を確認するとよいでしょう。
- すきまがないように並べること
- 頂点や辺をぴったり合わせて、重ならないように並べること
そして、できたしきつめ模様を鑑賞しながら、平面の広がりや、きまりに従って並べてできるしきつめ模様の美しさや図形のおもしろさについて感じさせたいですね。単元を通して図形の定義や性質などの学習だけでなく、このような図形の美しさやおもしろさなどを実感できる活動も大切に扱いましょう。
2上p.110には、同じ大きさの長方形や正方形、直角三角形を使ってしきつめ模様を作ることができるデジタルコンテンツをご用意しています。1つの模様ができたら、スクリーンショットなどを撮り、別の模様を考えるという使い方も可能です。実態に応じて、適宜ご活用ください。
上で挙げた、単元の学習を日常生活や現実場面に落とし込んだ活動を通して、より単元の学習を深めていきたいですね。
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