今日の授業のひと工夫(小中学校)
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- 【4年 倍の見方】倍を使って比較する
「倍の見方」では、第1~3時までに「基準量を1とみたとき、比較量が〇にあたる」という倍の見方を学習し、割合の三用法それぞれの見方を扱っています。第4時では、この倍の見方を生かして、「基準量が違うときには、倍を使って比べることがある」ということをおさえます。
まずは、差による比較について話し合うことで、差による比較は適切ではないことを確認し、倍による比較について見通しをもたせていきましょう。
①「包帯Aと包帯Bはどちらも20cmのびているので、のび方は同じ」という意見を取り上げ、差による比較でよいのかを考えさせる。
②問題文の「よくのびるといえる」ということばに着目させる。
③児童の考えを出させる中で、基準量や倍について着目している考えを取り上げる。
という段階をふまえ、倍による比較のしかたを考えていきます。
倍による比較の際には、比例関係を前提としているので、「包帯Aはいつでも2倍のびる、包帯Bはいつでも3倍のびる、と考える」ことをおさえ、まとめにつなげましょう。
この後、5年で学習する割合は、算数の学習内容の中でも大きな山場といえます。倍と割合については、下の学年からていねいに理解を積み上げていきたいですね。
▲新しい算数4上 p.116~117
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