今日の授業のひと工夫(小中学校)
- TOP
- 今日の授業のひと工夫(小中学校)
- 【3年⑨】位取り表を使って、十進位取り記数法の理解…
3上第9単元「大きい数のしくみ」では、1万より大きい数から1億までの数を学習します。整数については、これまでにも十進位取り記数法による数の表し方を学習してきています。十進位取り記数法においては、位によらず0~9の数字を用いて各位の単位とする数の個数を表しますが、児童にとっては抽象度が高く、理解が難しい内容です。
「新しい算数」では、学年に応じて十進位取り記数法の理解を深められるよう、位取り表を、徐々に抽象度を上げて示しています。
半具体物の算数ブロックと位取り表を合わせて示すことで、十の位の3は「10が3こ」あることを、とらえやすくする
具体的な数量が見える算数ブロックから、数カードへ置き換え、抽象度を上げる
数カードからドット(●)へ置き換え、抽象度を上げる
3上p.94では、数カードがない、ドットのみの図に置き換えていきます。位取り表を活用しながら、10000より大きい数についても、既習の4桁の数と同じように、1000や10000などのまとまりに着目して数をとらえることで、十進位取り記数法の理解を深めます。
本単元の学習は、4年の千兆までの数の学習の基礎となります。十進位取り記数法の理解をしっかりと定着させておきたいですね。
その他のコンテンツ