今日の授業のひと工夫(小中学校)

小学校

2024.08.05

【5年】
パターンブロックで図形に親しむ ~デジタルコンテンツの活用~

今回は操作活動において活用できるデジタルコンテンツをご紹介します。
5上p.125では、辺の長さ、角の大きさに着目して、4種類のブロックの組み合わせを工夫しながら、いろいろな形をつくる活動を行います。

【5年】パターンブロックで図形に親しむ ~デジタルコンテンツの活用~01
▲新しい算数5上 p.125

ここで用いるブロックは、パターンブロックと呼ばれる学習教材ですが、用意できなくともタブレット上などで自在に扱うことができるように、デジタルコンテンツをご用意しています。このデジタルコンテンツは、パターンブロックを自由に移動、回転、複製ができるシミュレーションになっています。実物のパターンブロックと同じように、試行錯誤しながら繰り返しやり直すことができます。また、1つの考え方ができたら、スクリーンショットなどを撮り、別の作り方を考えるという使い方も可能です。

【5年】パターンブロックで図形に親しむ ~デジタルコンテンツの活用~02
▲課題1の画面
【5年】パターンブロックで図形に親しむ ~デジタルコンテンツの活用~03
▲課題2の画面
【5年】パターンブロックで図形に親しむ ~デジタルコンテンツの活用~04
▲課題3の画面
【5年】パターンブロックで図形に親しむ ~デジタルコンテンツの活用~05
▲課題4の画面

5上p.125の課題では、ブロックで形を構成したり、そこにできる美しい模様を観賞したり、視点を変えて考察したりする活動を通して、素地的な学習や発展的な学習を展開するきっかけとなるように配慮しています。
例えば、課題1では、㋓を1とみると、㋐は \(\dfrac{1}{6}\)、㋑は \(\dfrac{1}{3}\) とみることができます。
㋓は、㋐を2個と㋑を2個組み合わせればできることから、\(\dfrac{2}{6}+\dfrac{2}{3}=1\) と表し、異分母の分数の加減計算の素地と位置づけることもできます。デジタルコンテンツを効果的に活用することで、児童の学習意欲を高めたり、素地を培ったりする展開にできるとよいですね。

【5年】パターンブロックで図形に親しむ ~デジタルコンテンツの活用~06
▲デジタルコンテンツ画面(6種類のブロック)

デジタルコンテンツは、教科書の4つの課題だけでなく、p.125のますりんの吹き出し(下)にもあるように、6種類のブロックを全部使うこともできるので、楽しく深みのある学習活動が期待できます。なお、このページは、時数配当はしておらず、いつ扱ってもよい内容になっていますので、短時間学習などで扱うことも考えられます。
デジタルコンテンツは、教科書の紙面の下部にある二次元コードを読み取るとアクセスすることができます。ぜひ一度アクセスしてみてください。

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