今日の授業のひと工夫（小中学校）

今回は、2学期の学習で活用できるデジタルコンテンツをご紹介します。

3上第9単元「大きい数のしくみ」では、10000より大きい数について学習していきます。
単元プロローグの3上p.92には、デジタルコンテンツとしてオープニングムービーを設定しています。オープニングムービーは、単元の導入で、子どもたちにとって身近な日常の場面から、解決したい課題を見出し、算数の学習につなげることを目指して開発しました。

本単元のオープニングムービーでは、お金を数える場面を扱っています。

▲新しい算数3上 p.92 オープニングムービー

オープニングムービーは、答えを示さずに終わっています。2年で「1000を10こあつめた数は10000」であることは学習していますが、10000より大きい数は本単元で初めて学習します。オープニングムービーを通じて、「10000より大きい数を表したい！」という学習動機を実感することができます。

オープニングムービーを活用した単元導入のバリエーションとしては、次の2つのパターンが考えられます。学級の実態に応じて、ぜひ活用してみていただければと思います。

• 単元プロローグ（3上p.92）の代わりに、家庭学習や授業でオープニングムービーを視聴させ、学習の動機づけを行い、3上p.93 \(\boxed{\ 1\ }\) の学習に入る。
• 家庭学習や授業でオープニングムービーを視聴させ、算数の課題を見いだす。さらに、単元プロローグ（3上p.92）を扱うことで、単元導入をよりていねいに行う。

オープニングムービーは、3年上巻では本単元のみの設定になりますが、3年下巻では4つの単元で設定しています。2学期以降の授業で、ご活用いただければと思います。