今日の授業のひと工夫(小中学校)
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- 【4年➅】「÷2位数」の学習の前に、「÷1位数」の…
4年では、わり算の筆算を学習します。わり算の筆算は、ほかの計算の筆算とは違い、手続きが煩雑、商の立て方が難しい、「ひく」の段階で計算間違いをする、など、児童にとってはつまずきポイントが多い計算であるといえます。
「新しい算数」では第3単元(1学期、5月~6月の指導を想定)に2、3位数\(\div\)1位数の学習を配置して、定着のための期間を設けた後に、第6単元(2学期、9月の指導を想定)に2、3位数\(\div\)2位数の学習を配置しています。
もうすぐ夏休みに入る学校が多いかと思いますが、2学期最初の「\(\div\)2位数」の学習の前に、夏休み前や夏休み中の期間を使って、「\(\div\)1位数」の筆算の定着を図ってはいかがでしょうか。
「\(\div\)1位数」の定着においては、筆算における「たてる」「かける」「ひく」「おろす」の4操作の手順を形式的に覚えていることも大切ですが、そこに意味の理解が伴っていることも大切にしたいですね。
短時間学習などの時間がとれれば、4上p.53を使って、「\(\div\)1位数」の筆算の意味を学級で振り返ることも考えられます。
\(745\div 3\) の筆算の中で、途中の14は10が14こあること、25は1が25こあることを表しています。
「\(\div\)2位数」でも、筆算の中の数が何を表しているかを確認しながら学習を進めますので、しっかりと定着させておきたいですね。
夏休み中に計算練習に取り組ませる場合には、第3単元「わり算の筆算(1)」の教科書の練習問題のデジタルコンテンツに取り組むよう、子どもたちに伝えてもよいでしょう。
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