今日の授業のひと工夫

小学校

2024.04.22

【1年①】
数の見方を楽しく深める

今回は1年①p.28「10を つくろう」の学習についてご紹介します。

児童は前時までに、10までの数の構成(数の合成・分解)について学習をしています。
このような数の見方は、以降の算数の学習の基礎となるものです。加減法の計算学習の前などで繰り返し扱い、定着を図りましょう。

【今日の授業のひと工夫】【1年①】数の見方を楽しく深める01
▲あたらしい さんすう1① p.28

教科書では、10の構成理解を確実にするために、10の補数を見つける活動を取り入れています。先生が示す数カードを見て「あといくつで10になるか」を考え、念頭で反射的に答えられることを目指します。
反射的に答えが出ない場合には、前時までと同様に算数ブロックや指を使わせながら、考えさせてもよいでしょう。算数の学習に少しずつ慣れてきた頃かと思いますので、無理せず個人の習熟に合わせて活動できるとよいですね。

時間に余裕がある際には、「あといくつで6になるか」など、6~9の数で活動を取り入れることも考えられます。1年②の第3、4単元での加減法の計算の基礎になるため、数の構成についての活動を適宜取り入れていきましょう。

教科書では次に、2つの数で10をつくる活動を取り入れています。補数を考える活動を含め、様々な活動を通して10を多面的にみて考えることで、より数の見方が広がります。

【今日の授業のひと工夫】【1年①】数の見方を楽しく深める02
▲あたらしい さんすう1① p.28

ゲームのような活動を取り入れながら数の構成についての練習を繰り返し扱い、楽しく定着を図っていきたいですね。

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