今日の授業のひと工夫（小中学校）

5上p.21では、今日の深い学びとして、L字型の立体の体積を学習します。

紙面において、問題との出会わせ方に工夫をしており、立体の一部を隠すことで「直方体だったら、縦\(\times\)横\(\times\)高さで求められるけど…」のように、体積を求めるのに必要な構成要素に自然に着目させながら新たな問題に出会えるようにしています。

ここでは、L字型の立体の体積の求め方を考えることそのものも大切な学習内容ですが、それ以上に、児童自身が「4年で学習したL字型の面積の求め方と同じように考えると」と既習から類推したり、集団解決の後に「求め方のアイデアが4年で学習したL字型の面積と似ていた」とアイデアを統合したりすることが大切です。

授業の中では、p.21のあみさんの吹き出しも手がかりにしながら、折に触れてL字型の面積と比べるような問いかけをしていくと、児童にもこのような数学的な見方・考え方を意識させることができるでしょう。

また、ここにはデジタルコンテンツを設定しています。先生方から「コンテンツを使うと、児童が積極的に試行錯誤しようとする」というお話を伺います。どうぞご活用ください。