今日の授業のひと工夫(小中学校)
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- 【1年0章】倍数と約数
「新しい数学」1年0章では、整数の性質について学びます。p.12では、小学校ですでに学んだ「倍数」と「約数」を扱っています。これは、乗法の式から倍数と約数がわかることを理解し、算数と数学の違いを示すことをねらいとしています。
小学校では、例えば120の約数を、2や3といった数でわれるかどうかを実際に計算して調べました。これに対し、中学校では120を \(8 \times 15\) などの乗法の式で表し、それをもとに「8や15は120の約数」と判断します。算数では具体的に調べることを大切にしてきたのに対し、数学では既知のことがらをもとにして考えるという違いを生徒に示し、数学的に考える素地を培いたいところですね。
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