今日の授業のひと工夫(小中学校)
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- 【2年6章】確率の意味
2年6章では、不確定な事象に対して、確率にもとづいて説明することや、判断、意思決定する力を育成することが大きなねらいです。そのために、確率の必要性と意味、とりわけ統計的確率と数学的確率の関係について理解することを大切にしたいところです。
p.164問2では、1年で学んだ統計的確率の意味について、再度確認することを意図しています。
「さいころを6回投げれば、そのうちかならず1回は1の目が出る」と考える生徒が一定数いることは、全国学力・学習状況調査においても再三指摘されていますね。これは、同様に確からしい事象の確率を求める学習が進むにしたがい、1年で学習した統計的確率の意味を忘れてしまうことに原因があると考えられます。
同様に確からしい事象の確率を学んだあとのこの段階で、「さいころを6回投げれば、そのうちかならず1回は1の目が出る」という考えが正しいかどうかを考え、さらに、正しくない理由を説明する活動はとても重要なことです。この問に合わせて、確率の意味を確認することを大切にしたいですね。
また、p.174章の問題Aの\(\boxed{ 1 }\)でも確率の意味を問う問題を扱っています。合わせて取り上げて理解を深めたいところですね。
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