今日の授業のひと工夫(小中学校)
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- 【1年0章】素因数分解の扱いについて
「新しい数学1」では、素因数分解を0章p.12、13で扱っています。
p.12では、素数や素因数分解の知識を学習します。
p.13では、九九表の数を使って素因数分解を考えます。
九九表の数を素因数分解した結果を観察することを通して、素数の2と3が頻繁に現れることや、7より大きい素数が現れないことなどに気づくことができます。このことを通して九九表は2、3、5、7の4つの素数でつくられていることがわかります。九九表は暗記するものだと考えてしまっている生徒も、新しい見方で九九表を見ることができるようになります。
また、九九表にない数に着目して九九表にない理由を考えることも大切にしたいです。2桁の素数(11、13、…)やその数の倍数(22、26、…)が九九表に出てこない理由を考えることで、素数の理解が深まります。
0章では、生徒の主体的な取り組みや豊かなアイディアを認めて探究を楽しむことに主眼を置いているため、素因数分解した結果を指数を用いて表すことは扱っていません。1章p.45問10で扱っていますので、生徒の実態や授業の流れに応じてご利用ください。
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