今日の授業のひと工夫

中学校

2022.02.23

【1年7章】
全体の度数が異なるデータを比較してみよう

p.227からは、相対度数について学習をします。相対度数は、その必要性や意味の理解に課題があることが令和3年度全国学力・学習状況調査の結果から指摘されています。

令和3年度全国学力・学習状況調査より(正答率は37.1%)
令和3年度全国学力・学習状況調査より(正答率は37.1%)
▲令和3年度全国学力・学習状況調査より(正答率は37.1%)

p.227の❶では、度数の合計が大きく異なるデータを比較してよいか考えます。例えば340秒以上350秒未満の階級に着目し、現在のチームのほうがこの階級に入る人数が多いといってよいか問うてみるとよいでしょう。「人数は多いが、優勝時のチームも同じくらいの人数だったらわからない」「そもそも優勝時のチームのほうが人数が少ない」といった反応が生徒から出てくることが期待されます。全体の度数が異なるため直接比較できないことを明確にすることで、相対度数の必要性や意味を理解できるようにしていきたいところです。

ひと工夫1年7章 全体の度数が異なるデータを比較してみよう

相対度数について、「がんばる先生のための算数・数学情報誌math connect Vol.3」でも、紹介をしています。ぜひ、御覧ください。

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