今日の授業のひと工夫(小中学校)
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- 【2年7章】よく売れる商品は?
1年7章では、「1500m走のタイムのちがいがチーム力に影響しているのではないか」という仮説を立て、その仮説を統計的に分析・考察する目的で必要なデータを収集し、分析します。このような分析は「仮説検証型」のデータ分析といえます。
2年7章では、得られたデータから何らかの規則的な関係や新たな知識を発見することを目的とする「探索型」のデータ分析を行います。コンビニエンスストアの店長の立場で、データに基づいて商品の売れ方を分析したり、仕入れる商品について意思決定したりする活動を行います。
1節の導入では、花見の時期のスナック菓子の販売数の傾向を調べます。初めに、花見期間と直前期間のデータの特徴を比較します。教科書には、ヒストグラムを載せていますが、Dマークコンテンツを活用すると、度数折れ線や箱ひげ図を表示することもできます。
p.179❶のはるかさんの吹き出しは、「平日」と「休日」のように、視点を定めてデータをいくつかのグループに分類する「層別」の考え方につながります。層別して分析するためには、事前にどのようなデータを収集するかをよく考えておく必要があります。これはPPDACサイクルのPlanに相当する部分です。層別について触れる際には、計画することの重要性にもあわせて触れておきたいですね。
さらに、p.179❷のひろとさんの吹き出しのように、「4つのグラフを同時に比較するのは難しい」という生徒の反応を引き出して、p.179下部の「?」につなげ、必要感を持たせて箱ひげ図の学習に入りたいところです。
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