教科書・教材のひと工夫(高校)
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Advancedシリーズについて,全国の先生方から「生徒の反応がよい!」「実用的な内容を学べる!」といった嬉しいお声をいただいた箇所を,最新の入試情報とあわせて紹介いたします。
絶対値記号を含む不等式の表す領域(数学Ⅱ)
「不等式 \(|x| + |y| \lt 1\) の表す領域を授業で扱ったところ,『きれいな対称性のある図形になってすごい!』と生徒の反応がよかった」というお声をいただきました。
教科書では,視覚的に理解できるよう「参考」で取り上げています。
2026年の長崎大学でも,絶対値記号を含む不等式の表す領域に帰着する問題が出題されました。
複素数平面上の点 \(z\) が,不等式\(|z +\overline{z}| + |z -\overline{z}|\leqq 2\)を満たすとき,点 \(z\) の全体はどのような図形を表すか。
【長崎大学(2026年)第1問(3)(A)】
連立漸化式(数学B)
入試に頻出する連立漸化式も,教科書の「発展」でしっかり演習できます。
同じく「発展」で扱っている“3項間の漸化式”の形にして考える別解を取り上げているのがポイントで,両者を関連付けて指導することができます。
2026年も,名古屋大学や立教大学,関西学院大学など多くの大学で,連立漸化式の問題が出題されました。
信頼区間の幅から標本の大きさを求める(数学B)
母平均の推定を学習したあとに,例題として丁寧に扱っています。
「必要な精度を満たすには,どれくらいデータを集めればよいか?という統計の実用的な内容を学ぶことができてよい」というお声をいただきました。
等式を満たす点の位置(数学C)
教科書の例題で,「始点をそろえる」という考え方を確実に身に付けさせます。
本解とは異なる点を始点として考える別解は,位置ベクトルの深い理解につながります。
2026年の札幌医科大学では,等式を満たす点を含む図形の面積比を求める問題が出題されました。
平面に三角形 \(\text{ABC}\) と点 \(\text{P}\) があり,\(4\overrightarrow{\text{PA}} + 5\overrightarrow{\text{PB}} + 6\overrightarrow{\text{PC}} = \overrightarrow{0}\) をみたすとき,\(\triangle \text{PAB},\;\triangle \text{PBC},\;\triangle \text{PAC}\) の面積をそれぞれ \(S_1:S_2 : S_3\) とする。このとき,\(S_1:S_2 : S_3\) を最も簡単な整数の比で表せ。
【札幌医科大学(2026年)第1問(1)】
以上,『Advancedシリーズ』のおすすめ箇所についてご紹介しました。
本シリーズのさらに詳しい特長は特設サイトでまとめています。ぜひご授業にお役立てください!
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