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- 【改訂】「反復練習」で基礎・基本を確実に定着!(N…

様々な応用問題が解けるようになるためには,まず基礎・基本的な問題を確実に解けるようになることが必要です。
その部分を支援すべく,改訂版『NEW ACTION FRONTIER』では,節末に「反復練習」を新設しました。
易・標準レベルの問題で,特に重要な内容,生徒が苦手な内容,数多く解いて習熟を図った方がよい内容を取り上げています。以下のような場面で,有効に活用できます。
- 例題・練習の類題を反復して解かせたいとき
- 学習から時間が経過して忘れてしまっていそうなとき
- 複数の問題のタイプをまとめて解かせたいとき
<平方完成>
平方完成は決して簡単ではなく,式変形で{ }を付け忘れて計算ミスをするなど,様々な誤りのパターンがあります。例題・練習を解いても定着に不安のある場合は,この「反復練習」をご活用ください。
定数項のあり/なし,\(x^2\) の係数が1以外の整数/分数,\(x^2\) の符号が+/-,\(x\) の係数が偶数/奇数などの型を網羅しており,処理の違いを意識しながら,確実な定着を図ります。
<2次不等式>
方程式よりも不等式が,そして1次不等式よりも2次不等式が苦手な生徒が多いようです。そこで,1では左辺が因数分解されているパターンを,2では左辺が因数分解されていない/因数分解できないパターンを取り上げました。
さらに 2では,因数分解を利用/解の公式を利用,移項が必要なもの,4種類の不等号,グラフが下に凸/上に凸,グラフと \(x\) 軸の共有点の個数が2個/1個/0個と,様々な型を網羅しています。また,(7)と(8),(9)と(10),(11)と(12)は似た問題を左右に並べており,不等号や符号の違いで結果が大きく変わることが実感できます。
<三角比の相互関係>
三角比の相互関係は,残り2つの三角比のうちどちらを先に求めるか,3つの公式のうちどれを使うかを考えなければいけません。\(\theta\) の範囲によって,三角比の値の正負や,1つに定まらない場合などにも注意が必要です。
本問では,それらのほぼ全パターンを網羅しています。三角関数の学習に向けて,確実に定着させたい内容です。
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