教科書・教材のひと工夫(高校)
- TOP
- 教科書・教材のひと工夫(高校)
- 【入試攻略】今年の入試問題とグローバルトップ(第1…
編集委員の先生方に,2025年を中心に大学入試問題で気になった問題と,あわせて取り組みたい『ニューグローバルトップ数学Ⅰ+A+Ⅱ+B+C』の問題を挙げていただきました。
第1回のテーマは,「気づきやアイデアが必要な問題」です。
面積の利用
【編集委員のコメント】
与えられた条件から面積の利用に気づけばよいですが,初見では気づけないまま迷走することもあります。経験があるとないとでは変化への対応力に差が出やすく,是非とも経験しておきたい問題です。明治大学の出題は,誘導が適切で取り組みやすいでしょう。
グローバルトップの問題47で基本の確認をしたのち,少し変化のある問題50に挑戦したいですね。
完全順列と漸化式
【編集委員のコメント】
完全順列の総数については,早稲田大学の問題(2)のように漸化式を立てて考えることが重要ですが,誘導がなければこのアイデアに思い至るのは難しいでしょう。まずは具体例を考えることで,漸化式の構造を見抜きやすくなります。
グローバルトップの問題100をきっかけに,\(n\) 人のプレゼント交換について検討することが期待されます。
2次方程式の解の利用
【編集委員のコメント】
定番の問題ですが,和歌山県立医科大学の問題は漸化式を軸にしているのに対し,グローバルトップの問題219は \(\alpha^3\text{=}-1\),\(\beta^3\text{=}-1\) を利用した次数下げを軸にしており,アイデアの違いが学べます。グローバルトップの問題411は漸化式を用いて考える問題なので,問題219とセットで取り組むと面白さが増すでしょう。
また,2025年の新潟大学にも類問の出題があり,見比べると面白いです。
直方体の体積の最大・最小
【編集部のコメント】
愛知大学の問題は,恐らく文字消去を駆使する解答が想定されているかと思います。しかし,直方体の辺の長さの \(x \text{+} y \text{+} z\),表面積の \(xy \text{+} yz \text{+} zx\),体積の \(xyz\)という基本対称式を見て,\(x\),\(y\),\(z\) がそれらの値を係数とする3次方程式の3つの実数解であることに気づけば,実数条件の問題に帰着することもできます。
グローバルトップの問題345は,後者の解法が有効です。一度触れておくことで,見抜きやすくなるタイプの問題でしょう。なお,2020年の長崎大学,2016年の同志社大学でも類問が出題されています。
いかがでしたでしょうか。第2回は「確実に押さえたい練習が必要な問題」を取り上げます。お楽しみに!
※入試対策問題集『ニューグローバルトップ数学Ⅰ+A+Ⅱ+B+C』の詳細は,こちらをご覧ください。
その他のコンテンツ



