今日の授業のひと工夫(小中学校)
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- 【2年3章】桜の開花日を予想しよう
「新しい数学」2年3章p.90、91「桜の開花日を予想しよう」では、気象予報士の菊池真以さんにインタビューをしています。p.91「やってみよう」では、これまでに学んだ1次関数を利用して、桜の開花日を実際に予想します。桜の開花日は、3月の平均気温で一意的に決まるものではありません。しかし、1次関数を利用してある程度の予想ができることを理解するために有効な素材です。
実際の統計データをもとに、そこから何が読みとれるかを考え、近い未来の予想を生徒に体験させます。現実事象を考察する際にデータを読みとる力は不可欠です。ここでは、実際のデータをもとに、既習の関数の考え方を活用してその傾向を分析します。その際に相関図という概念を扱うことになります。これは、統計的な考え方を理解することが目的ではなく、1次関数の考え方を利用するために、関数とのちがいをおさえることが大切です。
桜の開花日の予想以外にも、花粉の飛散量の予想や、紅葉の見頃時期の予想なども、気象に関する統計データにもとづいて行われる場合が多くあります。桜の開花日の素材を扱うと同時に、同じように数学を利用している例を取りあげ、身近に利用されている数学を知り、学びをひろげていきたいですね。
Dマークコンテンツでは、気象予報士の方のインタビュー動画を観ることができます。キャリア教育の一環として、ぜひご活用ください。
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