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- 私の教科書『推しページ』 #9 本田千春 先生 新…
「私の教科書『推しページ』」は、全国の先生方に『推しページ』について語っていただくコーナーです。推しページは、思い入れのあるページ、他の先生方に注目してほしいページ、研究の場面でよく利用しているページなど、それぞれの「推し」の観点で選んでいただいています。
今回は、東京学芸大学附属国際中等教育学校の本田千春先生に、特に関心のある「概念的理解」について語っていただきました。
選んでいただいたページは、新編 新しい数学2のp.80の第3章「関数を利用して問題を解決しよう-1次関数-」の3節「2元1次方程式と1次関数」の「連立方程式とグラフ」のページです。

『推しページ』 新編 新しい数学2 p.80
「連立方程式とグラフ」

私が推すのは、連立方程式の解の意味について概念的理解を深めるこのページです。概念的理解とは知識を覚えることにとどまらず、物事の意味や仕組みを理解して自分の言葉で説明したり別の場面で活用したりできるようになることです。
連立方程式の解の意味は2章p.39でも扱っていますが、ここでは連立2元1次方程式の解をグラフで視覚的に捉えることを通して、その理解をより確かなものにしています。

授業では、まず「連立方程式の解」の意味を問うことが大切です。このように概念の理解を問うことから学習を始めることで、連立方程式の解に関連する内容を、意味や仕組みと結び付けながら振り返ることができます。それぞれの方程式の解を座標とする点の集まりが直線になること、そして連立方程式の解は2つの解の集合の共通部分であることを、実際にグラフをかきながら実感させたいところです。
ここでの理解は、その後の1次関数のグラフを活用する場面にもつながります。例えば、2年p.86のフェリーがすれ違う時刻と位置をグラフの交点として捉えます。

また、2年p.80の集合の図も理解を支える有効な手立てです。このような見方は、2年p.149の図形の学習にもつながっていきます。


連立方程式の解の意味を丁寧に捉え直し、生徒の概念的理解を深めるこのページを、ぜひ先生方の日々の授業に活用してみてください。
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