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- 【#2】QRコンテンツ「動画」の開発秘話 ~導入動…
第2回の配信では、「新編 新しい数学」QRコンテンツに新しく仲間入りをした「導入動画」についてご紹介します。
この動画は、生徒たちの問題理解を助け、より一層学習意欲を高めることを目指して開発しました。「導入を動画にする」という、これまでにないアイディアを実現させた開発秘話にせまります!
問題場面の理解を助け、学習意欲を高める
まずは、実際の動画をご覧ください。
この動画は2年1章「式の計算」の深い学びのページp.27「スタート地点を決めよう」の導入動画です。陸上トラックのセパレートコースのスタートラインに線をひく問題場面です。
教科書紙面だけでは問題場面を理解することが難しい生徒にとって、アニメーションの解説動画は大きな助けとなります。さらに、自分たちと同年代の登場キャラクターから追体験することで、自分事として問題を捉えられるようになり、問題を解決したいという学習意欲がより一層高まります。
考える時間を確保する
「導入動画」は、生徒たちが問題を理解することの助けとなると同時に、問題を理解するための時間を短縮することに繋がり、生徒たちが問題解決したり、話し合ったりする活動の時間の確保に役立ちます。
全ての動画は、2分から3分前後で構成し、問題場面の説明から発問までの内容をまとめています。
また、生徒の状況に合わせて、一時停止をし、内容を確認することもできます。
さらに、動画のなかで答を解説していないため、授業の前に家庭で動画を視聴しても授業でみんなと話し合って問題解決する必要性が薄れることはありません。
導入動画製作のこぼれ話
動画には4人のキャラクターが登場します。実は、このキャラクター達、中学生に自分自身を重ねてもらえるように、実際にクラスにいそうな子をイメージして、キャラクター一人一人に性格を設定しています。
動画には、おもわずクスっとしてしまう場面も。リラックスして何も考えずに見ていたけれど、見終わったら自然と問題を考えていたというような動画を目指しました。
(動画制作に携わっていただいたディレクションズの方へのインタビュー記事はこちら)
最後に
これまでご紹介したように、導入動画は、生徒たちの問題理解を助け、学習意欲をより一層高めることを目指したものです。これまでも「新しい数学」では、導入場面を生徒の身近な題材で学習できることを大切にしてきましたが、紙面とデジタルの両面から、生徒たちの「考えたくなる」を引き出す工夫をさらに充実させました。
導入動画は、「章とびら」や「深い学びのページ」に、各学年2点ずつご用意しております。ぜひ以下のリストから、他の動画もご覧になってください。
学年 | 章 | 頁 | 動画タイトル | リンク |
---|---|---|---|---|
1年 | 2章「文字と式」 | p.63 | 棒の本数を求めてみよう | ここをクリック |
1年 | 4章「比例と反比例」 | p.149 | 待ち時間の予想はできるかな? | ここをクリック |
2年 | 6章「確率」 | p.161 | くじを先にひく?あとにひく? | ここをクリック |
3年 | 6章「円」 | p.167 | カメラの位置を調べよう | ここをクリック |
3年 | 7章「三平方の定理」 | p.203 | どのくらい遠くから見えるかな? | ここをクリック |
ここでご紹介した”ひみつ”以外にも「新編 新しい数学」の魅力はまだまだ他にもあります。ぜひバックナンバーもご覧ください。
「新編 新しい数学のひみつにせまる」バックナンバーはこちら
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