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- 【特集】教えて!齊藤先生!~授業改善~
Q.
授業後、「今日の算数の授業は、これでよかったのかな」という声をよく耳にします。そのような悩みをもつ先生方に、授業改善についてのお考えをお聞かせください。
A.
3つの柱の資質・能力を子どもが身につけたか、それに向けて数学的活動が組織できたか、それを子どもたちが自覚しながら学習に取り組めたか、だと思います。
数学的活動は手続きやプロセスに止まらず、それ自体が能力であると考えて日々の授業で繰り返すことにより、「数学らしく学ぶ」ということを子どもが実感的、自覚的に把握できるようになります。すると、新しい問題に出会った時、学習を子ども自身が主体的に進められるようになっていきます。教科書を見ると、問題設定の場面ですぐに問題を出すのではなくそこに至るプロセスが描かれていたり、吹き出しの中に数学的な見方・考え方を働かせるきっかけが位置づけられたりしています。
これらも参考にしながら、数学らしい文脈を描くことを心がけるとよいと思います。
詳細は、対談動画でご覧ください。
齊藤先生からのメッセージ
「新編 新しい算数」の特長
単元の前半は、資質・能力を確実に育むために、吹き出しや補助発問などを丁寧に設定し、数学的活動を可視化しています。
単元中盤から後半にかけては、児童自らがそれまでに育った資質・能力を発揮し問題解決する機会を創出するため、数学的活動による問題解決の文脈を基盤としつつ、吹き出しや補助発問を段階的に減少させるこれまでにない単元設計で展開しています。
また、単元の後半には、これまでの問題解決の過程を振り返り、新たな課題を見出し、解決の計画を立て実行する力を育むページ「それなら次は?」を新設しています。
令和6年度用教科書「新編 新しい算数」紹介サイトがオープンしました!
「新編 新しい算数」の特長を余すことなく紹介していますので、ぜひ一度、サイトを訪れてみてください。
紹介サイトはこちら ➡ https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/text/shou/sansu/
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