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2026.03.26

【開成の実践例も!】高校数学セミナーin鹿児島

 3月8日に,鹿児島県にて対面イベント『高校数学セミナーin鹿児島』を開催し,多くの先生にご参加をいただきました。その様子をお伝えします。

 イベントの前半は,開成中学校・高等学校井手健宏先生に,『日々の授業実践から大学入試への接続について』と題してご講演をいただきました。
 実際にご授業で使用されているプリントや校内模試等の資料を惜しみなく公開いただき,それらを用いた演習の進め方や,Googleクラスルームを活用した解答共有といったICT活用の事例を共有いただきました。

 開成高校では2年生で内部進学と高校入学の生徒が一緒になるため,高校入学組は数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Cの内容を1年間で学習します。
 こういった難題を成功させるために,井手先生は徹底して教科書・教材を分析し,生徒に伝わりやすい表現を”いいとこ取り”した自作プリントで授業を進めるそうです。さらに,漸化式の導入に差分方程式の視点を持ち込むなど,数学の体系的な理解を支える工夫についてもお話いただきました。

 受験指導においては,例えば「東大は記述の精緻さよりも,答えに辿り着く解答力を重視する傾向がある」「京大は論理の精密さを厳しく見ており,記述の穴は大きな失点に繋がる」といった,各大学の”採点のカラー”という視点を強調されました。
 こういった独自の分析が,予備校の東大模試よりも高い的中率を誇ると言われる校内模試の作成を支えていることが伺えました。

 イベントの後半では,プリント作成ソフト『Q.Bankのデモ実演を実施しました。
 特に,複数の出版社を横断して検索できる「タグから検索」機能において,分野や単元だけでなく,「大学入試過去問」や「思考力・判断力・表現力を問う問題」といった多様なキーワードで問題を絞り込める点に関心が寄せられました。

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