教科書・教材のひと工夫(高校)
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- 【図形と計量】ビルの看板を下から見上げると? ~日…
夏休みということで,普段なかなか扱う時間がとれない「活用」の題材をご紹介します。
教科書『数学ⅠStandard』では,「図形と計量」の「Investigation※」(章末探究)で,ビルの屋上に設置してある看板を下から眺めたとき,どのような形に見えるかを考えます。
ビルの屋上に正方形の看板を設置しても,下から見上げると正方形には見えません。
p.174では「下から正方形に見えるためには,どのような形の看板を設置すればよいか」という問題意識から始め,具体的な場面を図に表すことで数学の場面に落とし込んでいきます。ここでは,場面を把握する力や場面を読む読解力の伸長を意識しています。
そして,p.175で,ある角度が等しければ正方形に見える理由の考察(\(\boxed{ 1 }\))や,三角比の表を用いて角度を考える(\(\boxed{ 2 }\))といった具体的な課題を通して,問題解決に取り組みます。
日常場面から始まり,数学の場面に落とし込んで問題解決することは,大学入学共通テストでも問われます。
教科書Standardシリーズでは,章で学習したことを活用して,日常や数学の様々な場面で問題解決に取り組める題材を全章末で扱っています。長期休暇の課題などで取り上げてみるのはいかがでしょうか。
※「Investigation」(章末探究)の詳細については,こちらをご覧ください。
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