教科書・教材のひと工夫(高校)

高校

2024.11.07

【統計的な推測】
取捨選択が可能な「仮説検定」(Standard)

 令和4年に施行された学習指導要領で,「仮説検定」の内容が追加されました。
 教科書Standardシリーズでは,以下のような目的に応じて取り組めるよう「取捨選択」ができる構成にしています。

【A】扱う内容はなるべく最小限に抑えたい
【B】共通テスト対策までしたい

【A】
 検定には“両側検定”と“片側検定”がありますが,本文は“両側検定”に関する問題のみ扱い,学習の負担に配慮した必要最小限の構成にしています。

【統計的な推測】取捨選択が可能な「仮説検定」(Standard)02
▲数学B Standard p.105

【B】
 “片側検定”については,巻末に掲載し(本文問にリンク有),授業の進度や理解度に応じて取り扱うことができるようにしています。さらに本文の例題と同じ題材にして生徒が学習しやすくしています。

【統計的な推測】取捨選択が可能な「仮説検定」(Standard)04
▲数学B Standard p.146~147

【B】
 また,共通テスト対策も考慮して,章末は「読書」,巻末は「通学時間」といった日常場面を題材にした問題を用意しています。

【統計的な推測】取捨選択が可能な「仮説検定」(Standard)06
▲数学B Standard p.110(章末)

 特に巻末では共通テスト形式にして,一歩踏み込んだ対策が可能です。

【統計的な推測】取捨選択が可能な「仮説検定」(Standard)08
▲数学B Standard p.145

 このように,Standardシリーズの「仮説検定」は,多様化する学び,個に応じた学びに対応できるように紙面を構成しています。

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