教科書・教材のひと工夫(高校)

高校

2024.09.19

【整数】
時間がない中での“整数問題”指導(ニューパワーオン整数問題)

 

 現3年生をご指導された先生にお話を伺うと,指導内容が増えたため,想定していた進度を確保できなかったというお話をよく耳にします。
 また,来年度以降の進度確保のためのポイントを伺うと,「“整数問題”の扱い方」とご回答をいただくこともありました。
 今回は,時間がない中で整数問題を指導する際の強い味方となる,書き込み式の薄型問題集「ニューパワーオン整数問題」をご紹介します。

 時短ポイント① 演習型授業で進度アップ
 時短ポイント② 目標に沿った段階的な構成
 時短ポイント③ 丁寧な解答で自学自習も

【整数】時間がない中での“整数問題”指導(ニューパワーオン整数問題)01
▲ニューパワーオン整数問題 p.1 目次

時短ポイントその① 演習型授業で進度アップ

【整数】時間がない中での“整数問題”指導(ニューパワーオン整数問題)03
▲ニューパワーオン整数問題 p.22~23

 各項目は,基本的に“ひと見開き”で構成されています。必要事項は“Point”に端的にまとめ,例題を充実させました。これにより,

  • 教科書のような数学活用の部分が無く,整数問題のみを集中して扱うことができます。
  • 問題演習を中心に授業を進めることができます。

 さらに,教師用データとして演示用のPower Pointも用意しており,板書の時間を短縮することも可能です。
 なお,例題は全18題と旧課程の教科書より多く,問題数は全90題と教科書準拠問題集と同等のため,書き込み式であっても必要な問題はしっかり揃えています。

時短ポイントその② 目標に沿った段階的な構成

 内容のまとまりごとに設けた「Let’s Challenge!」のページでは,典型的な実際の入試問題を多く取り上げています。地方国公立で出題されるレベルまでなら本書1冊で対応することができます。

【整数】時間がない中での“整数問題”指導(ニューパワーオン整数問題)05
▲ニューパワーオン整数問題 p.36

 旧課程では学年全体に「整数の性質」を指導していましたが,現行課程の大学個別試験で整数問題が必要になる生徒は学年の一部です。さらに,その出題が“小問集合のうちの1問”か“大問”かで,求められるレベルが変わってきます。
 本書であれば,例えば

  • 進路によってコースが分かれてから,整数問題対策が必要な生徒は本書で演習する。
  • 出題が“小問集合”レベルなら本文の問題まで,“大問”レベルならLet’s Challenge!まで取り組む。

など,目標に応じた指導計画を組むことができ,効率よく学習できます。

時短ポイントその③ 丁寧な解答で自学自習も

 薄型の書き込み式問題集なので,時数が余った科目や,テスト期間や長期休暇などを利用して,柔軟に指導することができます。
 授業内で扱いきれない場合もあるでしょうが,解答は側注を設けた非常に丁寧な記述になっているため,自学自習もできるようになっています。

【整数】時間がない中での“整数問題”指導(ニューパワーオン整数問題)07
▲ニューパワーオン整数問題 解答編 p.34

 このように,時間のない中でも適切な整数問題の指導ができるよう,様々な工夫を凝らしています。ぜひ一度,『ニューパワーオン整数問題』をご覧ください。

※『ニューパワーオン整数問題』の詳細については,こちらをご覧ください。

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