今日の授業のひと工夫

小学校

2023.11.20

【5年⑫】
速さを比べるには?

5下p.34では、「速さ」をどのように表して、比べればよいのかについて学習します。
人や動物が走る速さや乗り物が移動する速さなどについて、児童は日常的に「A君のほうが速い」「電車より遅い」などと表現をしていますが、これらは見た目や感覚でとらえていることが多いでしょう。

【今日の授業のひと工夫】【5年⑫】速さを比べるには?01
▲新しい算数5下 p.34

本時では、次の(1)~(3)のポイントについて、段階を踏んでていねいに確認していきましょう。

(1)2つの量が関係していることをおさえる

まず、「速さ」は、移動する距離と、移動する時間の2量が関係していることに気づけるようにします。
そこで、導入場面では、どちらか1つの数量では比べることができないことに気づかせるために、えみと弟の走る速さを比べることを扱います。5下p.34の上段にある表とイラストから、かかった時間が違っていることをおさえ、この結果で比べられるかを考えさせます。

このとき、児童から、速さを比べるには、2量のうちのもう一方の量として、走った距離が必要であることを引き出したいですね。

(2)2量のうち、どちらか一方をそろえて比べることをおさえる

5下p.34の②の表から走った距離が違うことをおさえ、時間も距離も違うので、「どちらかをそろえなければいけない」という見通しをもたせて考えさせます。
ここで、うさぎ小屋の混み具合を比べたときに、異なる匹数と面積の2量のうち、どちらかをそろえて考えたことを想起させ、混み具合の学習と関連づけて考えを進めていけるようにしましょう。

(3)単位量あたりの大きさで比べてよいかを検討する

速さも混み具合と同じように、単位量あたりの大きさで比べてもよいかを検討する場面で、5下p.34のこうたの吹き出しにもあるように、実際には、ばらつきのある速さも、ならして平均した速さと考えればよさそうだということに気づかせます。

【今日の授業のひと工夫】【5年⑫】速さを比べるには?02
▲新しい算数5下 p.34

まとめでは、速さと混み具合といった異なる場面でも、どちらも単位量あたりの大きさを使って比べられることを統合的にとらえさせることが大切です。

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